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マブラヴ3.5章の23―3話を更新


なんとか更新できました。


それでは、23話最後の話となります。







23ー3話 正気 ~ Insanity ~ (3)


嘘です。
日が過ぎたので。












フールネタです。


日が過ぎたので。












フールネタです。





絶叫と共に放たれた36mmは、音になった。そして青の不知火、その損傷していた機体の脚に直撃すると、破壊の痕跡をまき散らした。

それが絶対的な決定打となった。この勝機を逃すSu-37ではない。追撃はつつがなく行われ、短刀が跳躍ユニットに。脱出する暇もない、損傷して漏れでた燃料がエンジンに引火し、炎の艶花が咲いた。後に残ったのは、残骸と黒煙だけ。

『………あ?』

ユウヤ・ブリッジスは自分のしでかしてしまった事を、確認し。
そして、何かのスイッチが入るような音が聞こえた。

正確には音ではない。だが、そう錯覚する程の殺意が向けられていた。
直後に動いた殲撃10型、殺気の主である衛士――――葉玉玲は周囲に居る何もかもを置き去りにして、動いた。

ユウヤも、一流の衛士である。すぐに動けば、回避はできただろう。だが、あまりにも想定外の結末を前に、不知火・弐型はただの案山子であること以外に出来ることはなかった。
そして120mmの砲弾は、薄い第三世代機の装甲を越え、乗りてに死の報せを伝えるのに十分だった。

直後に、次なる死が産まれた。殲撃10型が背後からSu-37に短刀で貫かれたのだ。その成果を示すように、黒い短刀の切っ先は血で赤染まっていた。

だが、Su-37の中に居る姉妹は予想外の出来事に見舞われていた。貫いた短刀、衛士も絶命している筈なのにどうしてか腕が抱え込まれていて、そのせいで抜け出せないのだ。

身動きのできない戦術機など、ただの大きい的である。その隙を逃す筈もない。何より、この惨状を引き起こした元凶なのだ。その憎悪のままに、倒されていた2名が――――タリサと亦菲が、倒れこんだ機体を動かし、突撃砲を斉射した。

2発、3発で事は足りた。それでもなお、弾は撃ち続けられた。
当たり、散らばり、血に、臓物が。

絶叫が鳴り止んだのは、弾倉が空になってから。戦術機の指はまだ引き金を引き続けてはいたが、発射される物の無いまま、虚しい音だけが響いた。


『………BE………TA、が………』


唯依が、息も絶えだえにつぶやく。引き寄せるものが引き裂かれた今、帰巣本能に導かれるBETAを押しとどめられる要素はない。


そうして――――点在していたBETAが、デッド・ラインを越え。

数千の水爆が、何もかもを。ユーコンの中から周辺にある全てのものを、慈悲無く容赦なく区別することなく、粉々にして吹き飛ばした。



















「副指令………」

「………終わる時は案外あっけないものね」


夕呼の元には、あらゆる情報が集まってくる。オルタネイティヴ計画の中枢とは、そういう場所だ。認識したくもない情報まで、絶え間なく、区別なく、認識させられることになる。

――――ソ連、大東亜連合、統一中華戦線、欧州連合がアメリカに宣戦布告。
――――アメリカは徹底抗戦の構え。世界は2つに分かれ、殺しあうことになる。
――――日本は海岸沿いの地域が想定以上の被害を受けて壊滅状態。食料生産プラントの半数が壊滅。戦争状態にある各国から食料の輸入は受けられず、二ヶ月後には国民の1割が餓死する目算。

「………盛大な自殺劇ね。敗北も滅亡も理解している、勝てないのも分かってるけど………舐められたままでは終われないってわけ?」

この状況において、人は殺しあう事を選択した。アフリカ大陸と南米大陸の各国は静観の構えだが、欧州連合の動きが怪しいとのこと。統一中華戦線も、ベトナムとの国境線に戦力を集中しているとの動向あり。

かくして、世界は戦国時代に入ったのだ。かつての日本と異なるのは、勝利した所で何も得られないこと。BETAはユーラシアに健在であり、まだまだ余力を保持している状態にあるのだから。


全てが悪い方向に。
まるで予め定められていたかのように、人類は坂道を転げ落ちていく。

空は、水爆によって巻き上がった粉塵で覆われている。
黒く、暗く。まるで影の反逆であると、光の全てを覆い隠した。

その空が示すように、未来は閉ざされてしまった。各国に、人としての理性があるかどうか。十中八九、ラグランジュ点で建造している大型宇宙船にも手は伸びるだろう。

その果てにある星にも、希望はあるのかもしれない。無数に存在するBETAが、その星にやってこないという確証を信じられる夢想家ならば。

仮初の希望に縋る、道化達の芝居が始まる。果てに待つものが死であると知らず。大海の中央で船から脱出するネズミのように、いずれは沈んで溺死する定めのままに。


かつては人類の希望の中枢が集まっていた部屋の中。
今は嘘のように静まり返ったその中で、銀色の少女は、社霞は、ぽつりと零した。


「………うそつき」


天井に向けられた言葉は空に届くこと無く、虚空に消えて散った。


























__________________Muv-Luv Alternative ~ take back the sky ~ THE END



















































     *      *
  *     +  うそです
     n ∧_∧ n
 + (ヨ(* ´∀`)E)
      Y     Y    *











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No title

更新乙です
最後のAAに爆笑してしまいました
これほどうそですのAAが似合う状況もなかなか無いと思います

No title

焦った
まさかこんな結末で終了?とか「ありえねぇぇぇぇぇ」とか思いながら読んでました
・・・・・・見事に引っかかりました・・・・orz

No title

エイプリルフールネタでした!

見てくださってありがとうございます。何人の人が騙されたんだろう………(滝汗

まだまだ終わりません。

そう、俺達の戦いはこれからです!(4/1感

No title

騙されました。
ぬぐぐ、くやしい

多分、今までで一番感想がおおい回だったのでは?

更新早い!
→えっ
→そうか、今日は「騙して悪いが」の日か……

十分ありえるから怖い

No title

ハーメルンを含めると、間違いなく最も多くの感想を頂いた回ですね。

50ぐらいありましたから。騙された方は多いようですが、
ありうる話だった、というのが一番の要因かもしれません。

ここでぶっちゃけると、確率的に武ちゃんがあそこでとどまるのは20%ぐらいの確率でした。
偶然を含め、積み重ねたものが無ければ呆気無く死んでしまう。

これこそがオルタ世界であります。
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